まだ予備予選聴いてるの〜??ってかんじですが、聴いてます!同じ人何度も聴いてていつまでたっても先に進まない。。その上、オリンピックやサマーリーグで忙しくって‥言い訳。。
そして今日は、ロシアのニコライ・ホジャイノフ。演奏始まった瞬間からなんかステキ〜って思ってて、この横顔見たとき↓
知ってるかも!ってこれまで知らなくてスミマセン‥
で少し調べたら、そうだ!覚えてる〜!以前のショパンコンクールですごく音がキラキラで、ステキだったんだ
↓2次予選参加者45名のリスト他 ホジャイノフさん、また聴けて嬉しい〜
*目次をクリックして好きなところから読んで下さい
ニコライ・ホジャイノフ プロフィール
Wikipedia ニコライ・ホジャイノフより
- 1992年7月17日生まれ
- ロシアアムール州ブラゴヴェシェンスク出身
- 5歳でピアノを始める
- 7歳でモスクワ音楽院大ホールでヘンデルのピアノ協奏曲を弾いてデビュー
- 2010年からはチャイコフスキー記念モスクワ音楽院で学び最優秀生徒メダルを授与されて卒業
- その後ハノーファー音楽大学でアリエ・ヴァルディ教授のもとで学ぶ
ロシア極東のブラゴヴェシェンスク(シベリア南部-モンゴルの東方、北朝鮮の北方に位置し中国国境を流れるアムール川沿いの州都)生まれ。
父は軍人、母は小児科の医師で音楽とは無関係。5歳の時に早期教育プログラムで音楽の才能を見出された。母親が医師として行く幼稚園などで勝手にピアノの練習をしていたが、その後10ヶ月のピアノコースで学ぶ。同コースの先生から「モスクワで勉強を続けなさい。」と言われ、6歳でモスクワに移住。
ロシアン・ピアノスクールの優れた継承者と見なされ、詩的な音楽性とヴィルトゥオジティで評価が高い。
Wikipedia ニコライ・ホジャイノフ
受賞歴
Wikipedia ニコライ・ホジャイノフより
- 2003年「ピアノ・ヴィルトゥオーゾ」国際コンクール(チェコ)優勝および特別賞
- 2004年 第9回カルル・フィルチ国際ピアノ・コンクール(ルーマニア)優勝
- 2008年 スクリヤービン国際ピアノコンクール(パリ)優勝
- 2008年 若い音楽家のための第6回ショパン国際ピアノ・コンクール(モスクワ)第2位および特別賞を受賞
- 2010年 第16回ショパン国際ピアノコンクール(ワルシャワ)ファイナリスト
- 2012年 ダブリン国際ピアノ・コンクール優勝
- 2012年 シドニー国際ピアノコンクール第2位。同時に、聴衆賞、シドニー交響楽団が選ぶベストコンチェルト賞、最優秀リスト作品演奏賞、最優秀シューベルト作品演奏賞、最優秀ヴィルトーゾ賞、最年少ファイナリストを受賞
最年少のファイナリスト
そして第18回ショパンコンクール参加者ページにはホジャイノフが「2010年第16回ショパンコンクールで最年少のファイナリストになった」(当時18歳)とあります。
ニコライ・ホジャイノフ 予備予選
演奏
10.00 – 10.30 NIKOLAY KHOZYAINOV (Rosja / Russia) https://chopin2020.pl/en/competitors/…
- Nocturne in C sharp minor, Op. 27 No. 1 (12:25)
- Etude in C major, Op. 10 No. 7 (17:26)
- Etude in C minor, Op. 10 No. 12 (18:58)
- Mazurka in A minor, Op. 59 No. 1 (21:57)
- Mazurka in A flat major, Op. 59 No. 2 (26:09)
- Ballade in F minor, Op. 52 (28:45)
完成されてる!って感じました。演奏会に来てるみたい。すごく練り尽くされた音楽が次々つながってステキでした。。ルバートが、メロディーのストレッチが独特で、何というか息が長いというか、息継ぎがないってゆうか、フレーズがどんどん続いて新しい景色に移っていて、あっという間に曲が終わってる!そして私の勉強不足かもしれないけど新しい旋律があちこちでふって聴こえて。そこか〜、みたいな発見がたくさんあって嬉しかった♡
ホジャイノフさん自身のTwitterで紹介してるJapan Artsさんが2017年に彼を取材した記事があって
「日本のファンの皆さん、今度のコンサートについての私のインタビューです」って
↓「歌」についてのお話があったので引用します
ホジャイノフさんのショパンには、独特の歌が感じられます。どんな表現を心がけているのでしょうか。
ショパンの音楽にとって、歌は中心となる要素で、彼の本質にあるものです。複雑なパッセージでも、メロディラインはいつも歌っています。
演奏するうえで大切なのは、自然であること。よりエスプレッシーヴォな新しい表現を目指すあまり、毎秒ごとに“心を胸から取り出す”ようなイントネーションをつけてしまえば、作品全体の構造が壊れてしまいます。
ショパンの音楽は、よくベッリーニのオペラで聴かれる、永遠に続くかのような長いメロディラインと比べて語られます。ルバートしながら自由に感情を伝えるなかでも、全体の流が常に見えていなくてはいけません。いつも自然に歌い、呼吸していることが、ショパンの音楽にとって最も大切なことだと僕は思います。
Japan Arts ニコライ・ホジャイノフのインタビュー[ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団]
この中の「ショパンの音楽は、よくベッリーニのオペラで聴かれる、永遠に続くかのような長いメロディラインと比べて語られます」ってお話で、わたしの「息継ぎがないみたい」って感じた理由が分かりました!”永遠に続くかのような長いメロディー” ステキすぎてクセになりそうです〜
↓1次予選牛田智大さんの曲作りに対する姿勢がホジャイノフさんと似てると思いました
追記・ニコライ・ホジャイノフ インタビュー
ショパンコンクールのインタビューと1次予選からの演奏リンクまとめ。「ショパンはどのように演奏されるべきか」「あなたにとってショパンとは」「パンデミックの最中、コンクールの準備はどのようにしたのか」などの質問に答えてくれます。
お話を聞いてから演奏を聴くのも楽しい!
第18回 審査結果・審査員の採点表
独特だな〜って演奏もステキだったホジャイノフさん。採点表が公表されました!得点やYes/Noの%など参加者ごとの詳細を見ることができます
まとめ
The San Diego Union Tribuneのインタビューに小さい頃のエピソードが載ってて、「4歳の頃、友達はみんな外で遊んでいたけど、自分はミュージックストアで母が迎えに来るまで一日中レコードやカセットを聴いていた」って。その頃から既に音楽が溢れてたんですね。そして7歳からプロ。神童です!
今回知ったけど、演奏活動では日本を何度も訪れてます。香港には来てくれてないみたい。わたしは香港に来てピアノリサイタルしてくれるピアニストはほとんど行ってると思うんだけど、彼のライブを聴いたことなくて残念です。日本ではテレビ出演などもしてて有名なピアニストですね。2018年には天皇皇后両陛下のもとでも演奏されてます。 →天皇皇后両陛下 ショパンのピアノ協奏曲などを鑑賞
英語版のWikipediaには何ヶ国語も話せる、と書かれていてその中には日本語も!さすが。
演奏聴き比べ
最年少でファイナリストとなった第16回。当時18歳の彼が3次予選で今回予備予選で演奏したのと同じバラード4番を弾いてくれてます。フレッシュでステキ!
同じ曲を同じ人が弾いても、時が経つと演奏も変わるんですね。それぞれに「その時」の良さがあるし、更に時が経てばまた新しい自分の新しい演奏が待ってると思うと楽しみです〜
↓第16回2次予選ではバラード2番も!
↓2番と言えばこちらの皆様も演奏してます
↓進藤実優さんが同じエチュード10−7を演奏してますが、とってもステキです!
ソナタやスケルツォも聴きたい〜!と思って本選課題曲チェックしてみました。楽しみ♡
↓ショパンとかファツィオリとかABRSM英国王立音楽検定とか
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