練習してると「この曲好きだけど、ページめくってすぐの部分いっつも間違えちゃう!」とか「もうすぐ最後。でもその前のあの部分が難しくって止まっちゃう時ある」というような箇所が必ずいくつかあるもので。。
そこが近づいて来ただけで「今回は大丈夫かな。練習ちゃんとしたけどね。ドキドキ」って平常心じゃなくなって、今弾いてる所すら「集中してなくない?」って事に。で結局「あ〜!またミスった!」「練習では上手く行ったのに〜!がっかり‥」とか。
そこで学生の頃「あ〜、あの苦手なとこ来る来る来る〜」ってゆうの無くしたい!と思って考えついたのが
「好きになるまで練習する」って作戦です!
好きになるまで練習する
これ聞いて「はぁ?」「出来れば苦労しないよ」って思うかもしれないけど、わたし的にはコレ思いついたあの頃からずっと採用している方法ですw。
曲が長くなればなるほど、練習時間も長くなりがち。出来ない部分も増えてゆく=フォーカスしづらくなって来ちゃう。
苦手を自覚する
だからはっきりと「ここ苦手」って自覚&意識して好きになるまで練習するんです。「ここいつも間違えるから途中で止まらないように気をつけよう」とかじゃなくて「ここ弾きたい!」って思えるまで練習する。
他のところより好きになって、例えるならカラオケのサビを待ってるような気持ち?「早くあそこ歌いたい〜」みたいな感じで「早く弾きたい〜待ち遠しい〜」と思えるようになるまで弾くのです。
苦手だったはずの部分でこんな前向きな気持になれたら。。通して弾いた時に本当に気分が軽くなります〜
間違える音を特定する
今までだって練習してるのに、じゃあどーするんだって話ですが。「苦手なところ」を探すんです。
既に知ってる「この部分苦手〜」じゃなくて、具体的にその部分の何を間違えるのかを探すのが大切です。
一度に右手で5つ音を出し和音、左手で4つの音を出す。合わせて9コ同時に鳴らす。これが続いたりしたら「苦手部分」と一口に言っても、弾けてないのは何箇所もあるかも。一度に出す9コの音で間違いは一つじゃないかも。
とか。。音は少ないのに、なんか‥いつもはずしちゃう。それどこ?白黒白黒←鍵盤‥じゃなくて白鍵が2つ続くから指の距離がちょっとずれちゃってるのかも?
とか。。部分練習してたら出来てるのに、前から通すと間違っちゃう。それどこ?通した時だけ間違える音はどこですか?それを見つけて楽譜に○をつけて、前の部分からその音に移動する練習するとか。
「その部分で毎回違う音を間違える」って事もある!じゃあそれぞれ間違ったのはどこ?間違えたのは「1回目はここ。2回目はここ」ってとにかく特定するのが大切です。パターンが見えるかもしれないし、原因が分かるかもしれない。
いつも間違ってしまう場所を必ず特定する。そうすると解決方法、練習方法が分かります。
まとめ
難しい箇所を部分練習して、ある程度上手くなって来てもなかなか完璧にできない時。
出来ない「部分」じゃなくてどの音が違っているのか。その音に鉛筆で印をつけられるくらい具体的に探し出すのって、やってない場合がけっこう有ると思います。
特に練習をたくさんする真面目な人。勢いついててまぐれで弾ける時も多くなりがちで「間違うこともある音」「本当は弾けてない音」を探し出すのがなおさら大変。
「弾けてる」っていうのは100回弾いて、100回間違わずに弾けること。
ゆっくり弾いて、動きが不安だったり、迷ってる指を見つけ出しましょう!→と自分に言い聞かせている
しかも間違った音だけ練習する=体の負担が減る=怪我が減るって良いことだらけ。
↓そんな時この10分の練習って効果あると思います。
「弾けてない音」さえ見つけられれば、それぞれ直す方法は必ずあるので大丈夫!と思ってます〜!
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