↓ABRSMシリーズ
パフォーマンス・グレード、実技グレード、どちらの試験もグレード6以上を受験するには理論グレード(ミュージック・セオリー)のグレード5以上に合格していることが必要です。
先日簡単にまとめたけど、コロナ世の中で実技グレード試験がキャンセルになり、代わりのチョイスとして録画で受験できるパフォーマンス・グレードが登場!
↓詳しくはこちら
それに続き、理論グレードの試験がオンラインでの受験に移行するということなので、調べてみました。
理論グレードのオンライン受験いつから
↓ABRSM オンライン理論試験情報のページ
このページによると、
オンライン試験になるのは理論グレードの1から5です。
理論グレード6以上に関しては現在変更の予定はないとのことです。
以下の国で2020年11月または12月からオンライン試験を実施
- イギリス
- アイルランド
- シンガポール
- インド
- チェコ
- ロシア
- スロバキア
- マルタ
「それ以外の地域では2020年中に準備をして2021年中に実施していく」とのことです。
オンライン理論グレード試験 「よくある問合せ」から概要をつかむ
オンラインで試験を受ける。ちょっと想像しただけでいろんな疑問・質問が頭にうかんでくるけど。。「よくある問合せ」からいくつかピックアップしてみます。
Online Music Theory Frequently Asked Questionsを参考にしています
これまでの筆記試験は無くなって、オンライン試験になるの?
理論グレード1〜5に関しては、世界中で最終的にはオンライン試験のみになります。一度オンライン試験に移行した地域では筆記試験での受験はできなくなります。
オンラインと筆記、どちらで受験するか選べる重複期間はある?
ありません。一度オンラインがスタートした地域は、オンライン用の新しいシラバスを基準にしたオンライン試験のみ受験可能です。オンライン試験がまだ利用できない地域ではこれまで通りの筆記試験が実施されます。
→オンライン用音楽理論シラバス グレード1〜5(2020年から)
どんなタイプの問題が出題される?
- リストの中から正しい答えを選ぶ「選択式」と、あってるか間違ってるか選ぶ「正誤式」(True or False 式)問題
- カッコに正しい解答をタイプする問題
- マッチング問題
- ドラッグ&ドロップ (音符を5線譜の上にドラッグとか)
など。
採点は?
オンライン試験では採点は自動的にされます。
以前は100点満点だったのが75点満点に変更になります。
- 満点 75点
- ディスティンクション 65点以上
- メリット 60点以上
- パス(合格) 50点以上
オンライン試験のサンプル(模擬試験問題)はありますか
あります。試験申込みをした人には練習問題がダウンロードできるリンクが送られます。
申込みがまだでも。。
→ オンライン試験問題のサンプル(模擬試験問題)と解答・新テキスト紹介など
で勉強できます。充実してる!
通訳はありますか
2020年中に行われるオンライン試験に通訳はありません。
2021年からは、地域によっては通訳を提供できるようにしていきたいと思ってます。
まとめ
オンラインになっても理論グレード試験の価値はこれまでの筆記試験とまったく変わらないと書かれています。
これまでは一年に3回試験があったけど、安全に受験できるオンライン試験にすることで、将来的にはもっと受験の機会を増やす目的もあるようです。家にコンピューターが無いとか、WiFi環境が良くないかな、と不安に思う人たちは、規則に従っていれば学校などの施設でグループ受験することも可能だそう。
日程と受験料
2021年の試験に関しては、2020年内にこちらのページに日程と料金をアップする予定だそうなのでマメにチェック! → Exam Fees and Dates
↓オンライン理論グレードのホームページはこちら
リンクは香港のサイトですが、国の設定を変更して自分の国の情報がチェックできます
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