表紙写真:New York Postより
マイク・ミラーの記事書きたいなってずっと思ってて。でもティボドーのコーチ陣に入らなかったから↓
なんかなーって思ってたらちょっと前にこんな記事出たんで。。
↓もしジェフ・ヴァン・ガンディがロケッツのHCになったらマイク・ミラーをアシスタントコーチ(AC)に加えるかもってニュース
今日はマイク・ミラーの話です。
マイク・ミラーって
ニックスのヘッドコーチ(HC)だったデイビッド・フィッツデールが、2019-20シーズンを4勝18敗でスタートして解雇になっちゃった。そこで暫定HCになったのがマイク・ミラー。このシーズンはコロナ世の中でニックスは3月11日に終了しちゃったけど、その間のマイクの成績は17勝27敗。
成績もまあまあだったけど、マイクのバスケがなかなかハードで良かったからニックス・ファンはみんなマイクが好きだったと思います。彼のこれまでを見てみると、何故「そんなバスケになったのか」がちょっとわかるかも。
プロフィール
- 1964年8月14日生まれ
- マンマス イリノイ
キャリア カレッジコーチ
- 1989-90 Western Illinois (AC)
- 1990-91 Sam Houston State (AC)
- 1991-94 Southwest Texas state (AC)
- 1994-00 Southwest Texas state (HC)
- 2000-05 Kansas State (AC)
- 2005-12 Eastern Illinois (HC)
- 2012-13 UC Riverside (AC)
キャリア Gリーグ/NBA
- 2013-15 オースティン・トロス/ オースティン・スパーズ(AC)
- 2015-19 ウェストチェスター・ニックス(HC)
- 2019-20 ニューヨーク・ニックス(AC)
- 2019-20 ニューヨーク・ニックス(暫定HC)
プレイスタイル
マイクがHCになって、ずっと負けてたニックスが勝ったからみんな好きになったんだと思うけど(わかりやすっ)。フィッツの時と何がちがうか思い出してみます。
ディフェンス重視
やっぱりこれ大事。ピック&ロールのスイッチ減らして、ゾーンディフェンス無くして、マンツーを基本にした。フィッツの時のDはとにかくスカスカだったけど、それがだいぶ減った(スカスカなのはコーチだけのせいぢゃないからね)。
ランドルをPFに
フィッツのときはがポイントフォワードしてたジュリアス・ランドル。ボール持ちすぎたり、そこからのターンオーバー続出だったり(見てる方も辛かった!)。。でもパワーフォワードにしたことでそれも解決。ランドルの周りにスペース作ることを意識したプレイ作って、活躍できるようになってきた!
バスケに集中
フィッツは顔が広いのがアドバンテージってことで、ユーイングとかバーナード・キングとかいろいろな人を呼んでは選手にアドバイスやレクチャーしてもらってたけど、マイクはそーゆー事には興味ナシ。バスケそのものに集中してた。
カレッジの頃からマイクのチームはディフェンス重視、ターンオーバー少なめ、スリーは多くないけど効率が良いっていうスタイル。すごく細かいところまで、いつも準備されてたって。
試合後の記者会見では、フィッツはいつも「プレイの説明は戻ってビデオを見てからじゃないと良く分からない」って言ってたけど、マイクは「その場できちんと説明できる」って記者の人たちに言われてました。常にバスケのプレイについてばかり考えてる結果でしょうかね。
選手がピヨピヨすぎて色んな段階が必要だから、フィッツのしたことも無駄ではなかったと思うけど。マイクはHCになって、その瞬間にできることのベストをしたって感じ?特に試合が競ってる時の第4Qでのプレイのチョイスは評価されてました。
ジェフ・ヴァン・ガンディとマイク・ミラー
ニューヨーク・ポストの記事Who is Mike Miller?を参考に書いてます
ジェフがHCをしてた2018年のチームUSAのワールドカップ予選チームのACに加わってたマイク。一緒に仕事をしてからジェフはマイクのことをすごく高く評価してます。マイクのことをこんなふうに言ってます↓
「ここまで来るのにすごく苦労しているし仕事ぶりは素晴らしい。自分が脚光を浴びたいという考えはまったく無くて、ただコーチしたいだけ。常に選手にとって何がベストかを考えている。」
他にも、これまでマイクと一緒に仕事をした人たちがマイクに持った印象をまとめてみると。。
- 彼ほど仕事にコミットしてる人はいない
- 誰よりも試合に備えて準備をしてる
- 自分を良く見せることに興味がない
- いつも次の対戦相手のことだけ考えてる
みたいな評判です。
ある人は「コーチの中には多くの本を読んで、そこからコピペで選手たちに立派なことを言うけど、プライベートではぜんぜん別人っていう人もけっこういる。でもマイクはそういった事は一切無く、いつでもマイク」と言ってます。
フィル・ジャクソンとマイク・ミラー
ティム・フロイドがシカゴ・ブルズのHCをしていたとき(1998-01)、トライアングル・オフェンスを考案したテックス・ウィンターもシカゴにいました(1985-99)。
ブルズの試合を見たマイクは、トライアングルを自分のカレッジチームに使いたいと思って勉強を始め、実際に何度かシカゴに行ってテックス・ウィンターからトライアングルを習ってマスターしたんです。トライアングル・オフェンスを最初から最後まで全部知ってる数少ない1人って言われてます。
それを知ったフィル・ジャクソンが2015年にマイクをニューヨークに呼んでGリーグのウェストチェスター・ニックスのHCにしたんです。実際フィルがニックスでプレジデントしてた間、ウェストチェスター・ニックスの方がNBAのニックスよりトライアングル上手くできてたってって話です。(だってフィッシャーじゃ。。カーメロに「言われれば何でもやるから、まずは練習に顔だしてほしい」とか言われてたもんね)で当時のウェストチェスター・ニックスはなかなか健闘してて、マイクは2018年にNBA G League Coach of the Year/ Gリーグ最優秀コーチに選ばれました。
まとめ
マイクはカレッジコーチのときからずっと、いつか一番レベルが高いところでバスケのコーチしてみたいって言ってたから、一瞬だったけどNBAで暫定でもコーチできて良かった!ホントにいつも楽しそうだった。
そして、なんかマイク・ミラーの仕事ぶりや評判を書いてて思い出す人達います。。
「自分を良く見せることに興味がない」とか「彼ほど仕事にコミットしてる人はいない」とか
↓シビック乗ってて壊れたあとはカムリにしたり。。モーニングの足に捕まってグルグルしたり。。とにかくアツい
↓服が1着しかなかったり、ビデオのスクリーン一度に4つ見てたり。。ホテルとジムだけ行ったり来たり。アツすぎる
そしてカレッジコーチ時代のスカウティングレポートと作ったプレイを全部ノートにキープしてるマイク・ミラー。
全員バスケ オタク??=褒め言葉
この3人、みんな同じ。バスケのことばっかり。
誰と誰が一緒に仕事するかなんて、先のことは分からないけど
マイクはジェフともティボドーともすっごく上手くやっていけそう‼
↓もっとニックス!
コメント