↓ショパンコンクール関連記事のリスト
2021年に延期された第18回ショパン国際ピアノコンクール。公式サイトによれば、今日2020年9月10日現在の予備予選出場者は164名となってます。
そのうち、日本人は過去最高の31名が参加予定です。
そーいえば、増えてるのは日本人だけなのかな?それともショパンコンクール全体の参加者が増えてるのかな?と思い調べてみました。
因みに牛田智大さんは予備予選は免除なのでこの31名には含まれてません。追記:↓1次予選では「幻想曲」を演奏しました
この記事書いた時は昔のイメージが強すぎて、思わず「牛田くん」と言ってしまったけど。。すっかり大人になってプロとして長く活躍されてるわけですから、これからは「牛田さん」と呼ばせていただきます!
第1回からの参加者の人数の推移を見てみる
↓こちらはポーランドの外務省にあたる「Ministry of Foreign Affairs Republic of Poland」と、ショパンインスティチュートから出ている資料です。
参考資料:The International Fryderyk Chopin Piano Competition [pdf]
この数字をもとに表を作ってみました。
2005年以降は予備予選ができたので、1次予選参加人数と分けて資料に記載があります。
これを見ると、2021年開催予定の第18回には、500以上と過去最高の申込みがあったことがわかります。そして申込んだ国の数も53ヶ国と過去最高。もう、世界中から多くの才能がチャレンジにきてるんですね。
2005年・第15回ショパンコンクール
ポーランド人のラファウ・ブレハッチが優勝したこの2005年、上の同じ資料によれば、コンクールに重要な変更があったとあります。以下にリストしてみました。
- 予備予選の実施
- 3ステージ制
- 採点方法の変更
- テレビ、ラジオ、インターネットを通じてコンクール全ての中継
1.の予備予選ですが、「ビデオ審査だけでは才能の取りこぼしが起こる可能性がある」との理由から。
3.については、それまで1−25の点数制だったのを、「Yes/Noシステム」にして、その補足として1−100までの点数制で採点をするとあります。
2005年に大きな変更があったんだ。。「Yes/Noシステム」っていつから始まったんだろうって思ってました。この後も変更を重ね、第18回の審査方法に至ったということですね。
↓第18回の審査方法について
そして2. の「3ステージ制」ですが、2010年第16回に「4ステージ制」が復活してます。
まとめ
ショパンコンクールって世界最高峰とされるピアノコンクールですが、審査をより良くするために年齢制限なども含め、毎回いろいろと見直しているところがさすがです。今回実際に歴史の資料や数字を見て、こういった主催者側の努力の積み重ねがあるから、世界中から才能が集まってくるんだな、と改めてそのすごさがわかりました。やっぱり世界中のピアニストの「夢」にふさわしい、素晴らしいコンクールです。
↓音楽記事まとめ
コメント