ワクチン接種プログラム 近況
2月末より、希望する香港居民に対しての無料ワクチン接種プログラムが開始されました。これまで接種後に亡くなった方が4名になり、予約をキャンセルする人が増えてます。近況をまとめてみました。
亡くなった4名 いずれもシノバック社(科興控股:中国)ワクチン接種
- 1人目 63歳男性 2月26日接種 2月28日死亡
- 2人目 55歳女性 3月2日接種 3月6日死亡
- 3人目 71歳男性 3月3日接種 3月8日死亡
- 4人目 70歳女性 3月2日接種 3月11日死亡
3人目の71歳男性の方を除いて、皆さん持病がありました。専門家パネルの発表では3人目を除いた3名の死因とワクチン接種に直接的な関係はないと結論づけてます。
3人目の男性については持病が確認されていない事から、検死の結果がでるまで保留となっています。
市民の間でワクチン接種に対する不安が広がっていることから、食物及衛生局は誰がワクチンを接種するべきで、誰が避けるべきかなどを示した新しいワクチン・ガイドラインを近く発表する予定です。
参考記事 South Chine Morning Post / rthk兩名曾接種科興疫苗市民暈倒送院 / 男子接種科興疫苗兩日後死亡
3月11日のnews.gov.hkによると、これまでに145,800人がワクチンを接種。そのうち131,100人が中国シノバック社、14,700人がコミナティ(comirnaty)のワクチンを接種していると発表しています。
11日にCOVID-19のワクチンプログラムで接種した人は15,200人。そのうち9,500人が中国シノバック社、5,700人がコミナティのワクチンを接種したと発表しています。このうち6名が治療の為病院に運ばれました。
日本領事館からのお知らせメール
優先的にワクチン接種できる人のグループが増えました。詳しくは領事館のメールが教えてくれます。
香港政府によれば、3月9日からワクチン接種プログラムの優先接種グループの対象者が拡大されます。
3月8日、香港政府は、2月26日から開始されたワクチン接種プログラムの優先接種グループの対象者を3月9日(火)から拡大する旨発表しました。新たに優先接種グループに加わるカテゴリーは以下のとおりで、該当者は9日午前9時からワクチンのオンライン予約が可能です(地域ワクチン接種センター(CVC)又は民間クリニックにて接種)。ワクチン接種に係る詳細情報や予約受付等については、下記の香港政府ワクチン情報サイトをご覧下さい。
予防接種を受けるかの判断に当たっては、予防接種による感染症予防の効果と副反応のリスクの双方についてご理解いただいた上で、これらの当局ホームページ等による最新情報を確認いただくようお願いします。また新たな情報が得られ次第、随時お知らせいたします。
(ワクチン情報サイト)https://www.covidvaccine.gov.hk/en/
○新たに優先接種グループに加わるカテゴリー
(1)飲食店、市場、スーパーマーケット、コンビニエンス・ストア、配達業者(含むフード・デリバリー)の関係者
(2)交通機関の職員(例:タクシー、バス、駅員)
(3)建設業関係者
(4)施設管理の関係者(例:警備員、清掃員)
(5)教員及び職員(例:幼稚園、小・中学校、大学、特別学校、スクール・バス運転手)
(6)観光業関係者
(7)飲食店等各種施設に対する規制に関する規則(香港法令第599F章)に関連する施設の従業員(例:フィットネス・センター、エステティックサロン他)
(参考)2月26日から優先接種グループに指定されているカテゴリー:
保健医療、感染症対策業務の従事者、60歳以上の者、老人ホーム、障害者施設の入居者及び従業員、越境運輸、港湾業務の従事者等
(政府プレスリリース)
https://www.info.gov.hk/gia/general/202103/08/P2021030800738.htm
【参考:香港のワクチン接種の状況】
○2月26日、希望する香港居民(注:香港居民とは香港IDを保有する者(外国籍の者およびID申請中の者を含む。)を指す。)に対する無料ワクチン接種プログラムを開始した。
○優先接種グループから接種を開始し、状況を見つつ、16歳から59歳の基礎疾患を有する者、さらにその他の60歳未満の香港居民へと順次接種を行う。
在香港日本国総領事館 新型コロナ(その95:香港のワクチン政策)
まとめ
ソフィア・チャン局長も「重度の慢性疾患がある場合、ワクチン接種の前に医師に相談するのがよい」と言ってますし、ワクチンガイドラインももうすぐ出来るとの事なので、接種前にはしっかり確認して、自分の健康についても理解しておく必要がありそうです。
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