イギリスの変異種がさらに進化した変異種がイギリスで発見されました。過去数週間に南アフリカに滞在した人と接触した人から確認されました。
この南ア由来の変異種に関してはまだ詳しい情報は少ないです。感染力がこれまでのコロナより強いと言われてるイギリスで拡大中の変異種。RTHKの24日の記事によると南ア変異種はそれよりさらに強い感染力を持つ可能性があるようです。衛生防護センターの会見では、香港政府はWHOに詳細を求めるとともに、この南ア由来の変異種を注意深く監視していて、対応について話しあっているとあります。
そして。。。
21日間の強制ホテル隔離を知らせるメールが日本領事館から届きました。中国、マカオ、台湾以外の外国から入境する人全員!
14日間から7日間延長するこの決定は、事前の告知時間が短かったことから混乱を招いてる部分もあるようですが、防疫措置の詳しい内容は日本領事館のメールにあります。
日本領事館からのお知らせメール
新型コロナ(その85:香港政府の入境に係る防疫措置の強化)
24日深夜、香港政府はプレスリリースを発出し、以下の防疫措置を発表しました。
1 12月25日(金)午前0時から、香港到着日又はその21日前までに中国本土、マカオ、台湾以外の外国・地域に2時間以上滞在歴のある者は、入境方法(空路、陸路)に関わらず、指定検疫ホテルにおいて21日間の強制検疫を受ける。
2 航空機搭乗日及びその21日前までに南アフリカに2時間以上滞在歴のある者は、香港行きの航空機には搭乗できない。(英国に加え、南アフリカを追加。)
3 以下の者に対して、検疫措置を強化する。該当者は、香港入境日から数え19日目又は20日目に地区検査センターか指定検疫ホテルでウイルス検査を受検し、右検査結果の判明まで、所定の待機場所(自宅又は検疫ホテル)で待機しなければならない。
(1)12月2日(水)から23日(水)の間に入境した者で英国に滞在歴を有する者
(2)12月2日(水)から24日(木)の間に中国本土、マカオ、台湾以外の外国・地域から入境した者
(香港政府プレスリリース)
https://www.info.gov.hk/gia/general/202012/24/P2020122400963.htm
在香港日本国総領事館 新型コロナ(その85:香港政府の入境に係る防疫措置の強化)
最近のコロナ感染者の状況
厳しい防疫措置を続けているだけあって、市中感染は減ってきたようです。ただし、今の感染は家族間のクラスターが多いとのこと。政府は、家の中でも多くの人が集まらないよう注意を呼びかけてます。
まとめ
事前の告知時間が短かったことから、十分な準備ができない人たちが沢山いた今回の防疫措置。SCMPの記事ではその人達の声を紹介してます。例えば、
「政府の変更に対応するための返金もせず、ホテルが隔離ステイする人に対して値上げしている」「あと7日追加予約しようとしても部屋を提供できるかホテルから確認の連絡がない」とか、
「防疫措置の度重なる変更で、帰省中も突然隔離措置の変更などがあるかもしれないと不安になるし政府に不満を感じる」「香港より感染状況が良好なシンガポールやニュージーランドからの帰国でも同じ防疫措置が課せられてびっくり」など。
このホリデーシーズンに家族や友達に会うための旅行を計画していた人たちは、本当に気の毒です。メンタル面でも金銭面でも非常に大変と言われるこの隔離。ワクチンが行き渡るまでは海外旅行するのは本当に厳しい環境になってます。
こちらの記事でイギリス変異種についてのニュースなど少し書きましたが、
「変異種の方が致死率が高い報告はまだない」ってことだけど、あとから研究やリサーチが進んで「変異種はより重症化しやすい」なんて報告が出てからではもう遅い、って政府の心配もわかります。変異種の姿がはっきりするまで、厳しい判断を迫られる場面が続きそう。
大変なときだけど。。香港に居るからできることもあると思って、みんなで工夫してホリデーシーズンを安全に楽しく過ごしましょう‼
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