↓課題曲4曲の演奏を録画して受験できるパフォーマンスグレード試験ですが。。
「パフォーマンス」を重要視してるので、いかに自分らしい演奏を聴衆に伝えるかが評価されるポイントになるという話をしました
プログラムの作り方
「自分らしさ」を表現するときに大切な役割をするのがやっぱりプログラム。どんなふうにプログラムを組み立てれば良いのか、ABRSM のチーフ審査員、ジョン・ホルムズさんがヒントを教えてくれてる動画があるので、見てみたいと思います。
↓動画 「Putting together your Programme – ABRSM new Performance Grades」
プログラムってなんだろう
ホルムズさんは動画で試験での4曲を選ぶ際、切り取った一つずつの景色を並べるのではなく、一つの短いストーリーやショーと捉えるとわかりやすいかも、とおっしゃってます。そしてそのストーリーで自分が表現できているかが重要です。
曲の順番
曲の順番については以下のようなお話をしてくれてます。
自分らしさを伝えるのに、どんなふうにスタートしてどんなふうに終わりたいのかを考える必要があります。元気にスタートしたいのか。次に何を弾いたらより適切か。自分の旅をどんなふうに始めてどこで終わるのが自分らしいのか、自分を最も表現できる順番を見つけることです。そして自分の一番得意な演奏を聴かせてください。
4曲の演奏の順番は任意です。リストAから順にB、C、と演奏する必要はありません。
実際に曲を選ぶ
例えばピアノの場合、新しいシラバスは課題曲リストA、B、Cと各10曲づつあって、チョイスが豊富になっています。各リストから1曲づつ選び、もう1曲は同レベルならなんでもOKです。テンポや拍子、曲想が似たものばかりにならないような配慮があった方が良さそうです。たとえテンポや作曲家や時代が違ってもハ長調の曲4曲を弾いたら、どこかで同じようなイメージができてしまいそうです。作曲家や時代の他に、拍子・速度・長調と短調のバランスを考えて選曲して、それからホルムズさんのお話のように、どんな旅にするのか、自分らしい曲の順番を考えると、上手くまとまるかもしれません。
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